平成27年度 高砂市民病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 20 72 55 86 172 212 651 979 732 103
<集計条件等>
・平成27年4月1日から平成28年3月31日までの退院患者。
・一般病棟に1回以上入院した患者。(一般病棟とは、緩和ケア病棟や地域包括ケア病棟を除く病棟)
・入院した後24時間以内に死亡した患者又は生後1週間以内に死亡した新生児は集計対象外。
・臓器移植は集計対象外。
※なお、10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入。

<解説>
当院は、地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さんの診療を行っています。
小児科の入院診療を休診していますので、若年層の退院患者数が少なくなっています。
高齢の方の入院診療が多くなっていますが、年齢が増せば、ご病気になられる方や、骨折やその他の
お怪我をされる方の割合が増えることと、高齢化の影響により、このような傾向になっています。
それぞれの診療科における、専門的な入院診療を行っており、また、生活習慣病や基礎疾患、
複数の合併症をお持ちの患者さんに対しても、診療科間の連携や地域の医療機関との連携を行い
診療しています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 82 17.72 14.34 1.22% 69.59
100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 49 18.59 15.35 0.00% 66.10
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 42 26.38 21.69 9.52% 83.50
肺炎の患者さんが多くなっています。糖尿病についても、専門医による入院診療を数多く行っています。
誤嚥性肺炎は平均年齢が高くなっています。
当科では、上記以外にも、腎臓内科や消化器内科の入院診療も数多くの実績があります。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 25 12.28 7.84 0.00% 60.92
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 24 25.75 17.41 0.00% 73.46
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 21 10.33 6.96 0.00% 65.00
胆嚢炎や胆嚢結石に対する腹腔鏡下胆嚢摘出手術が多くなっています。
続いて、結腸の悪性腫瘍手術の入院が多くなっています。
当科では、上記以外にも、消化器外科や乳腺外科の手術実績が数多くあります。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 53 48.72 28.70 41.51% 79.38
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 37 22.76 21.52 21.62% 81.65
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 24 8.33 5.70 0.00% 52.79
大腿骨頚部骨折に対する、骨接合手術や人工骨頭挿入術が多くなっています。
継続してリハビリが必要な患者さんには、より充実してリハビリを行っていただける病院を紹介し転院していただいています。
胸椎・腰椎の骨折については、高齢の方が多くなっています。
当科では、地域の中核病院として、骨折、関節疾患、スポーツ障害、脊椎疾患等、整形外科全般にわたって診療をしています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2 なし 15 3.27 3.54 0.00% 70.73
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 12 4.08 5.86 0.00% 29.58
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし - - 11.97 - -
眼瞼下垂の手術入院が多くなっています。
当科では、顔面や体表面の変形や、外傷や術後の後天性変形等、幅広く診療をしています。
近隣の医療機関からの紹介も数多く受け、それぞれの患者さんの状況に応じて最適な治療を行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099000x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 23 15.39 15.80 4.35% 73.13
010160xx97x00x パーキンソン病 手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 16 19.19 21.86 12.50% 67.25
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 3あり 副傷病なし 12 22.75 18.08 25.00% 73.17
急性期の脳梗塞に対する入院診療が多くなっています。
当院は東播磨脳卒中地域連携協議会の急性期病院として急性期の治療を担当しています。
また、パーキンソン病の患者さんに対する脳刺激装置植込術等の機能神経外科の治療実績も数多くあります。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし 61 12.85 9.68 1.64% 37.92
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 27 16.07 13.03 0.00% 71.70
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 20 8.30 8.28 0.00% 44.25
当院では、気胸センターを開設し、呼吸器外科専門医による胸腔鏡下での手術を数多く行っています。
肺の悪性腫瘍についても、多数の診療実績があります。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020250xx97xxxx 結膜の障害 手術あり 11 2.00 3.20 0.00% 75.45
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり 片眼 - - 9.57 - -
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.43 - -
結膜の障害である、翼状片という病気に対する手術入院が多くなっています。
当科では、糖尿病の眼合併症等についても、他科と連携しながら診療を行っています。
また、DPCではないので上記には計上されていませんが、当科では白内障の手術入院が最も多くなっています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180040xx02x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2 なし 98 1.37 3.40 0.00% 69.88
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 33 19.79 11.98 0.00% 80.55
040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし 33 1.82 3.29 0.00% 74.82
当科では、画像診断の技術を用いた治療(IVR)を数多く行っています。
透析患者さんの透析シャント狭窄に対する拡張術の件数が多くなっています。
肝細胞癌に血液を供給する血管内から抗癌剤を注入した後、塞栓物質を注入し
癌の栄養となる血液の流れを遮断したりする治療も数多く行っています。
また、肺のCT下生検の件数も多数行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 12 8.50 8.97 0.00% 76.83
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 10 22.20 11.97 0.00% 63.10
03001xxx0110xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし - - 14.02 - -
帯状疱疹の入院治療件数が多くなっています。
急性膿皮症では、蜂巣炎の入院診療が多くなっています。
また、皮膚の悪性腫瘍に対する切除術も数多く行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 27 8.44 7.59 0.00% 71.15
11022xxx99xxxx 男性生殖器疾患 手術なし 12 6.75 8.55 0.00% 67.92
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし - - 12.99 - -
膀胱悪性腫瘍に対する経尿道的手術が多くなっています。
当科では、悪性腫瘍や尿路結石、尿路性器感染症等の治療を数多く行っています。
腎癌に対しての根治的腎摘出術も行っています。
また、DPCではないので上記には計上されていませんが、当科では前立腺生検の入院が最も多くなっています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 23 16.09 14.34 4.35% 76.65
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 19 12.16 18.30 21.05% 74.58
050130xx99020x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 副傷病なし - - 26.02 - -
循環器系疾患をお持ちの患者さんの肺炎の件数が多くなっています。
心不全の患者さんの入院治療も数多く行っています。
上記以外に、経皮的冠動脈ステント留置術やペースメーカー移植術等も行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 10 - - 15 - 14 1 7
大腸癌 14 19 18 - - 20 1 7
乳癌 - 16 - - - - 1 7
肺癌 20 - - - - 19 1 7
肝癌 - - - - - 31 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
<集計条件等>
・「Stage」とは癌の病期を分類したもので、ローマ数字が大きくなるにつれて
 癌が進行している状態となります。
※10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

<解説>
 胃癌、大腸癌については、自院や他院で内視鏡検査を実施した結果、癌が見つかり
当院外科で消化管切除吻合術等の対応を行っています。外科的な手術以外にも
化学療法等、患者さんの状態に応じた診療を行っています。
 乳癌については、乳房が体表面に位置し患者さんの自覚によって発見されることが
多いことや、検診マンモグラフィの普及により、早期発見される症例も増えています。
そのようなこともあり、StageⅠ,Ⅱの患者さんが多い状況となっています。
 肺癌については、当院呼吸器外科にて外科的手術等を行っています。
当院での外科的手術の適応となることが多い、早期のStageⅠの患者数が多くなって
います。
 肝癌については、放射線科にて肝細胞癌に血液を供給する血管内から抗癌剤を
注入した後、塞栓物質を注入し癌の栄養となる血液の流れを遮断する「肝動脈化学塞栓療法」
等を実施しています。
 当院では、「がん診療連携拠点病院に準じる病院」として、各種がん検診、内視鏡検査
による早期発見・治療、外科的手術、化学療法、緩和ケア療法等、患者さんの状態に応じた
幅広い専門的な診療を行っています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0 30 9.60 52.63
重症度 1 48 16.21 75.56
重症度 2 26 19.46 74.88
重症度 3 16 33.00 82.25
重症度 4 - - -
重症度 5 - - -
不明 - - -
<集計条件等>
重症度分類は、日本呼吸器学会の「成人市中肺炎診療ガイドライン」の「A-DROP」という
分類方法により行っており、
「重症度0:軽症」 「重症度1・2:中等症」 「重症度3:重症」 「重症度4・5:超重症」
となります。
※10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

<解説>
当院では、中等症の患者数が多くなっています。
重症度が高い症例は、平均年齢が高くなっており、治療に要する日数も長くなっています。
重症度、基礎疾患、耐性菌の頻度などを総合的に判断した、適切な抗菌薬の投与等の
肺炎治療を実施し、また、長期入院に伴う廃用性の筋力・体力低下を防ぐための理学療法
も行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 51 28.80 75.51 25.49%
その他 - - - -
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
発症後3日以内の脳梗塞の患者数が多くなっています。
当院は東播磨脳卒中地域連携協議会の急性期病院として急性期の治療を担当しています。
当院での治療後は、患者さんの状態に応じて、リハビリテーション病院への転院、在宅療養の相談等を行なっています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 67 8.43 14.00 4.48% 68.06
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 25 7.76 5.88 4.00% 71.20
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 11 31.18 15.64 9.09% 70.00
当科では、腎臓疾患の患者さんの入院診療を数多くおこなっており、血液透析が必要な患者さんに
内シャントを設置する手術や、シャントの詰まりを改善するシャントの拡張術・血栓除去術が多くなっています。
また、上部・下部消化管内視鏡検査も数多くおこなっており、内視鏡的ポリープ・粘膜切除術が多くなっています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 56 4.38 8.66 1.79% 64.48
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 51 1.51 4.94 0.00% 71.18
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 17 4.41 17.76 0.00% 74.06
胆嚢炎や胆石症等の胆嚢疾患に対しての、胆嚢摘出術が多くなっています。
腹腔鏡下での手術で、患者さんの手術の負担をできるだけ軽減できるよう努めています。
鼠径ヘルニアの手術件数も多くなっていますが、当院では、腹腔鏡下での手術も行なっています。
また、消化器外科、乳腺外科領域において、悪性腫瘍やその他疾患に対する手術等の実績も多数あります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 36 4.56 46.56 47.22% 79.64
K093-2 関節鏡下手根管開放手術 28 0.04 1.43 0.00% 65.75
K0811 人工骨頭挿入術(股) 21 6.48 37.62 28.57% 79.43
大腿骨頚部骨折に対する骨接合手術や人工骨頭挿入術が多くなっています。
当科では、地域の中核病院として、骨折、関節疾患、スポーツ障害、脊椎疾患等、整形外科全般にわたって診療をしています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) - - - - -
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) - - - - -
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -
眼瞼下垂症に対する手術が多くなっています。
また、皮膚の悪性腫瘍について、腫瘍の形態や部位、患者さんの状態等により、入院にて切除術等を行っています。
上記以外にも、植皮術、四肢切断術、断端形成術、顔面骨骨折整復術等を行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K181-2 脳刺激装置交換術 - - - - -
K1812 脳刺激装置植込術(頭蓋内電極植込術を含む。)(両側の場合) - - - - -
K190 脊髄刺激装置植込術 - - - - -
パーキンソン病の患者さんに対する脳刺激装置植込術等が多くなっており、
機能脳神経外科の診療実績が多数あります。
上記以外にも、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等も行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの)) 73 5.85 6.78 6.85% 43.51
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 14 6.64 13.29 0.00% 70.00
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) - - - - -
当院では、気胸センターを開設しており、呼吸器外科では気胸に対する胸腔鏡下肺切除術が多くなっています。
また、肺の悪性腫瘍手術も多数行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 360 1.00 2.04 0.83% 75.10
K224 翼状片手術(弁の移植を要するもの) 11 0.00 1.00 0.00% 75.45
K2682 緑内障手術(流出路再建術) - - - - -
白内障の手術が多くなっています。
当院では、術後に不安をお持ちの方も安心していただけるように、入院での手術を行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 100 0.00 0.38 0.00% 69.54
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 33 1.88 17.18 0.00% 80.48
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 17 0.94 4.41 0.00% 73.53
当科では、画像診断の技術を用いた治療(IVR)を数多く行っています。
透析患者さんの透析シャント狭窄に対する拡張術の件数が多くなっています。
肝細胞癌に血液を供給する血管内から抗癌剤を注入した後、塞栓物質を注入し
癌の栄養となる血液の流れを遮断したりする治療も数多く行っています。
また、下肢の閉塞性動脈硬化症に対する、血管拡張術や血栓除去術も数多く行っています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 12 0.75 10.17 0.00% 75.33
K013-23 全層植皮術(100以上200未満) - - - - -
K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上) - - - - -
皮膚の悪性腫瘍切除術が多くなっています。
腫瘍の形態や部位、患者さんの状態等により、それぞれにあった治療法・切除法等を適切に検討しながら診療を行っています。
当科では、先天性・後天性の皮膚疾患に対する診療や、皮膚の腫瘍に対する切除術等、幅広く診療を行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 26 1.00 6.38 0.00% 71.12
K773 腎(尿管)悪性腫瘍手術(1歳以上の場合) - - - - -
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - - - - -
表在性の膀胱腫瘍に対する経尿道的手術が多くなっています。
続いて、腎癌に対しての根治的腎摘出術が多くなっています。
上記以外にも、経尿道的前立腺手術等も行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) - - - - -
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) - - - - -
狭心症や心筋梗塞の虚血性心疾患に対して、詰まったり詰まりかけた冠動脈を広げ、ステントという拡張可能な
小さいメッシュ状の金属の筒を血管に留置して血管の開通性を保持する経皮的冠動脈ステント留置術が多くなっています。
ペースメーカー移植術等も行っています。
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 13 0.42%
異なる 13 0.42%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 116 3.77%
異なる - -
※患者数が10未満の数値の場合は、-(ハイフン)を記入しています。

播種性血管内凝固とは、何らかの原因によって血液が固まる力が高まり、体中のさまざまな
細かい血管で血栓ができ、これら血栓による臓器不全や、血液の凝固に必要な成分が大量に
使われることにより出血があってもなかなか止まらなくなる状態をいいます。
悪性腫瘍、白血病、細菌感染症などの疾患の影響で生じることがあります。
当院では、数例ありました。

敗血症とは、感染症などの場合に病原体が感染を起こした部位だけでなく血液中に広がり
全身の臓器に障害を及ぼす状態をいいます。この病原体には、体の外から感染するもの
の他に、自分の体にある常在菌などからも広がることがあります。
敗血症になる方は、癌や重症な糖尿病の方などの免疫が落ちている人や、慢性疾患や消耗性疾患で
免疫力が低下している状態である場合が多いといわれています。
当院では、上記の症例数がありました。

その他の真菌症については、当院では呼吸器の真菌症が数例ありました。
真菌とはカビのことで自然界に広く存在しており、人体に常在しているものもあります。
皮膚の真菌症はよく知られていますが、真菌は空気中にも存在しており、それらを吸い込んで呼吸器で
発病する場合があります。
肺や脳などに起こる真菌症は健康な人に発病するのはまれですが、ステロイド剤や免疫抑制剤を飲んで
いたり、白血病や抗癌剤によって正常な白血球が減っていたりするなどで、抵抗力が落ちている人で
それらが病気の原因になることがあります。

手術・術後の合併症について、傷病名の内訳は
透析シャント狭窄・閉塞が102件、その他にそれぞれ 10件未満で、CAPD腹膜炎、手術創部感染
透析シャント感染症、人工肛門部術後瘢痕狭窄、直腸吻合部狭窄、胃瘻造設部感染があります。
当院では透析患者さんが多く、また、他院からの紹介等もあり、透析シャント狭窄・閉塞に対する
経皮的シャント拡張術・血栓除去術が多くなっています。
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